マイホームを建てる際、一番はじめの課題となるのは「土地探し」です。家は建て直すことができても、土地は動かせません。しっかりとした目標を持って「土地探し」に挑みたいですね。そこで、ここでは土地探しをする前に整理しておきたいポイントについてまとめました。

土地探しの前の3つの確認事項

土地探しには、3つの確認事項があります。それは、
○必要条件
○希望条件
○希望条件の優先順位
です。
必要条件とは「絶対に譲れない」条件で、希望条件とは「こうだったらいいな」「できればこれがいいな」という条件のことです。そしてその希望条件の中で優先順位を決めていきます。
住宅を建てようとする際には、土地探しと並行して、工務店選びや住宅展示場回りをする人も多いでしょうから、そのような忙しい中でライフプランにあった住宅にふさわしい土地を選ぶためには、道しるべとなるこの3つを整理することが大切なのです。

必要条件の決定

最初に絶対に譲れない必要条件を決定します。あまり複数だとそれに当てはまる土地が極端に少なくなるので、この条件は3~4つくらいが理想です。
まずはエリアについて。ざっくりと「実家に車で30分以内」という人なら難しくありませんが、「子どもに転校させたくないからこの校区内で」とか「通勤に便利な○○線沿い」などエリアに制限がある人は、それを必要条件に挙げておきましょう。
また川の近くはNG、海の近くはNGなど、避けておきたい項目も挙げておきます。

希望条件を考える

次に希望条件は、例えば最寄駅から徒歩10分以内、快速が止まる駅に近い、バス停が近いなど、交通面での条件を考える人が多いようです。他にも、学校までの距離や幼稚園までの距離、スーパーやコンビニなど生活施設もあまり遠くない方がいい場合は、それも条件に挙げておくと後でチェックするポイントになります。
忘れてはいけないのが予算です。○○○○万円まで、という上限を考えておきましょう。希望条件をすべて満たしていても、支払える価格でなければ現実的ではありません。
他にも土地に対する希望として「広さは○坪以上」「変形ではなく四角形」「前に道路が何メートル以上」など希望を挙げておきましょう。

希望条件の優先順位を考える

希望条件がたくさん挙がったとしても、すべてかなえるのは難しいでしょう。そこで優先順位を考えます。
必要条件に近いくらいの優先順位の高い条件と、「できれば」程度のものを分けて、順位をつけていきます。
実際に土地を比べたときに、優先順位を決めておかないと「できれば」程度の希望をたくさん満たしていて一見よさそうに見えても、必要条件を満たしていなかったので、生活する上ではかなり不便だった、というケースも少なくありません。
実際の土地を比べる前に、冷静な状態で優先順位を決めておくと、いざ土地を探したときに判断がしやすくなります。

まとめ

土地探しは住まいづくりの基礎となるものです。その基礎をしっかりさせるためにも、どんな土地が家族にとってしあわせなのかを考えていきましょう。
その土地の条件の整理が、ライフプランを見直すことにもなり、家族に合った家をつくる第一歩になります。