この記事では、キューブ型住宅の特徴やメリット・デメリットについて解説します。

近年、シンプルな外観が特徴的な四角い家が注目を集めています。キューブ型住宅とも呼ばれるこの建物は、コンパクトでありながら、さまざまなメリットを得られる点が魅力です。

家づくりを検討している人の中には、シンプルかつコンパクトな四角い家を検討している人も少なくありません。この記事を参考に、四角い家ならではの快適な暮らしを送りましょう!

そもそも四角い家(キューブ型住宅)とは?

四角い家はその名の通り、凹凸がほとんどないシンプルな形状の家であり、キューブ型住宅とも呼ばれています。

建築基準法で明確な定義が定められているわけではありませんが、立方体や直方体のような単純な形状をしたモダンな住宅様式が主な特徴です。

なお、キューブ型住宅が供給された当初の外壁は白が主流でしたが、現在では黒やグレー、ツートンカラーなど、さまざまなデザインの住宅を見かけるようになりました。


四角い家(キューブ型住宅)を建てるメリット

四角い家を建てるメリットは、主に以下の通りです。

  • ・ 気密性、耐震性に優れている
  • ・ ローコストで建てられるケースがある
  • ・ デザインや流行に左右されない
  • ・ デッドスペースが抑えられる
  • 順番に見ていきましょう。

【気密性、耐震性に優れている】

凹凸がないキューブ型住宅は、空気が漏れたり外気が侵入したりする隙間がほとんどなく、気密性に優れている点が特徴です。

少ないエネルギーで家の中を快適な温度に維持することができ、さらに外気の侵入を防ぐことで夏は涼しく、冬は暖かい住宅となるでしょう。

また、構造がシンプルであることから、壁や柱の配置がわかりやすいため、耐震設計がしやすい点も大きな特徴です。地震大国である日本において、安心・安全な住宅を建てるには、耐震性に優れた四角い家が適しているといえます。


ローコストで建てられるケースがある

キューブ型住宅はシンプルな形状ゆえに、建築コストを抑えられるケースがあります。複雑な形状の家と比べると設計や施工がシンプルなため、材料費や人件費を節約できるでしょう。

ただし、使用する材料や設備、内装のグレードによってはコストが高くなることもあるので注意が必要です。予算との兼ね合いを考えながら、自分たちのライフスタイルに合ったキューブ型住宅を計画することが大切です。

住環境を最低限整えつつ、適切な資金計画のもと家づくりを進められれば、四角い家はよりローコストで建てられるでしょう。


デザインや流行に左右されない

キューブ型住宅は、デザインや流行に左右されないメリットもあります。

家づくりは一生の買い物といえるので、自分好みのデザインやトレンドカラーを取り入れがちです。しかし、流行が移り変わると周囲からは古臭い印象となり、後からリフォームするにも高額な費用がかかります。

一方で、四角い家はシンプルなデザインが一般的であるため、外観や内装に飽きが来ることが少なく、時代とともに住まいの価値が下がりにくい点が特徴です。

また、インテリアのアレンジもしやすく、家具などを自由に配置できるので、自分らしい空間づくりが楽しめます。シンプルな空間は、住む人の個性を引き立ててくれるでしょう。

流行に左右されない普遍的な価値を追求し、長く愛着を持って暮らせる住まいを求める人にとって、四角い家は最適な選択肢といえます。


デッドスペースが抑えられる

キューブ型住宅は、無駄なスペースが生まれにくいメリットがあります。凹凸がある家と比べてデッドスペースが少なく、有効活用できる面積が広くなるでしょう。

一般的に壁面が直線的であり、家具の配置や収納スペースの確保がしやすくなります。

また、間仕切りを工夫することで、個室とオープンスペースのバランスを柔軟に調整できます。限られた敷地面積を最大限に活かし、快適で機能的な住空間を実現するには、四角い家が適しているといえます。

四角い家(キューブ型住宅)を建てるデメリット

四角い家を建てるデメリットは、主に以下の通りです。

  • ・ 雨漏りのリスクがある
  • ・ 日射熱を受けやすい
  • ・ 外壁の汚れや老朽化が目立つ

順番に見ていきましょう。


【雨漏りのリスクがある

キューブ型住宅は立方体や直方体に近い形状であり、屋根がフラットとなるので、雨漏りのリスクがあります。

特に、降雪地域では屋根に雪が積もることで雨漏りのリスクがさらに高まります。防水シートや排水設備の設置など、入念な対策が必要不可欠です。

また、定期的なメンテナンスを怠ると雨漏りだけでなく、屋根の劣化が早まる危険性があります。シンプルな形状ゆえに、屋根のトラブルには細心の注意を払いましょう。

雨漏りは、住宅の耐久性や居住性を大きく損なう原因となるため、四角い家を建てる際には、十分な対策を講じることが重要です。


【日射熱を受けやすい

キューブ型住宅は、シンプルかつコンパクトな構造であることから、一般的に窓が大きく日射熱を受けやすいデメリットがあります。

夏場は特に強い日差しが室内に入り込み、温度が上昇しやすくなるでしょう。その結果、冷房効率が低下し、光熱費の増加にもつながりかねません。

日射熱の対策として、主に以下を実施することがおすすめです。

  • > 遮光カーテンやブラインドを設置する
  • > Low-Eガラス(複層ガラス)を採用する
  • > 庭木を配置して日陰をつくる

日射熱の影響を受けやすい四角い家では、環境を整えるさまざまな工夫が必要です。


外壁の汚れや老朽化が目立つ

キューブ型住宅は、外壁の汚れや老朽化が目立つデメリットがあります。シンプルな形状ゆえに、装飾が少ない分で壁面の変化が際立ちやすいからです。

コンクリートやガラス、スチールなどの無機質な素材を採用している場合、汚れや劣化が目につきやすくなります。

また、四角い家は部分的な補修や塗装がしにくく、メンテナンスコストが高くなる傾向があります。そのため、定期的な清掃や点検を怠ると、外観の美しさが損なわれ、住宅の価値にも影響を及ぼしかねません。

四角い家の汚れや老朽化を防ぎ、状態を長く美しく保つには、外壁の材質選びとメンテナンス方法を入念に検討することが大切です。


四角い家(キューブ型住宅)をおしゃれに仕上げるポイント

ここからは、キューブ型住宅をおしゃれに仕上げるポイントを紹介します。

  • ・ 外観、内装はシンプルなカラー選びを意識する
  • ・ 外構もあわせてコーディネートする
  • ・ 窓の配置や形にこだわる
  • ・ 生活動線の効率も意識する

順番に見ていきましょう。


外観・内装はシンプルなカラー選びを意識する

キューブ型住宅の外観は白、もしくは黒などをベースとしたシンプルカラーを選択することでスタイリッシュな印象となります。多くても2色にすることで、おしゃれな外観になるでしょう。

また、アクセントとして木材や植物の自然な色合いを取り入れると、洗練された印象を与えられます。四角い家を検討するなら、統一感のある色使いと素材選びが美しさを引き立てる重要な要素です。


外構もあわせてコーディネートする

キューブ型住宅をおしゃれに仕上げるには、外構のデザインも重要なポイントとなります。

例えば、黒の外観であればフェンスも黒、もしくは白にすることで外構との違和感をなくせます。さらに、ポストや玄関ドアのみダーク系の木目調にすると良いアクセントになるでしょう。

このように、外構も工夫することで敷地を含めておしゃれな空間を実現することが可能です。


【窓の配置や形にこだわる】

キューブ型住宅をおしゃれに仕上げるためには、窓の配置や形状にもこだわることが大切です。

大きな開口部を設けることで、開放的な空間を演出し、自然光をふんだんに取り込めます。縦長の窓や、角窓、塗り壁に埋め込まれた小窓など、デザイン性の高い窓を選ぶことで外観に変化を付けられるでしょう。

ただし、窓が大きいと日射熱も受けやすいため、前述の対策もあわせて実施しましょう。

また、室内から見える景色を意識して、窓の位置を決めるのもポイントです。庭の緑や、街並みが絶景として楽しめれば、贅沢な空間が生まれます。

プライバシーに配慮しつつ、適材適所で窓を配置することが、快適でおしゃれな四角い家づくりのポイントとなります。


生活動線の効率も意識する

四角い家をおしゃれに仕上げる上で、生活動線の効率も重要なポイントとなります。シンプルな間取りだからこそ、部屋の配置や家具の選び方で暮らしやすさが変わります。

キッチンや水まわりを中心に、ダイニングや寝室、子ども部屋などを適切に配置し、家事や育児のストレスを軽減することが大切です。

生活動線の効率はおしゃれに直結する要素ではありませんが、見た目だけでなく暮らしやすさを兼ね備えた空間づくりを目指すことが重要です。

四角い家(キューブ型住宅)のおしゃれなデザイン例

ここでは、キューブ型住宅のおしゃれなデザイン例を紹介します。

  • ・ ツートンカラーで変化を持たせる
  • ・ モノトーンカラーでスタイリッシュにまとめる
  • ・ シンプルモダンで無駄を省く

それでは順番に見ていきましょう。


ツートンカラーで変化を持たせる

ツートンカラーはアクセントを活かしたキューブ型住宅を実現できるので、おすすめのデザインです。

例えば、2階建てであれば1階部分を濃いグレーや黒で統一し、2階部分を白や淡いグレーでまとめると、シャープでモダンな印象を与えられます。また、窓枠や玄関ドアにアクセントカラーを加えるのもおすすめです。

ツートンカラーは、おしゃれに見える配色がある程度決まっていることから、カラーコーディネーターのアドバイスをもらいながら選択すると良いでしょう。


モノトーンカラーでスタイリッシュにまとめる

屋根は外壁の次に目立つ要素であり、形状やデザインは建物の印象を大きく左右します。

屋根は、直線的な傾斜が特徴の片流れ屋根や、2つの斜面からなる山形が特徴の切妻屋根など、さまざまな種類があります。屋根の種類にあわせてデザインも加味することで、外観をおしゃれに仕上げることが可能です。

例えば、屋根の勾配を緩やかにしたり、アシンメトリーな形状にしたりすることで、現代的な雰囲気を演出できます。

また、屋根材の選択も重要です。シングル材やガルバリウム鋼板、カラーベストなど素材や色を工夫することで、外観にアクセントが生まれます。

屋根のデザインは、外壁や窓、ドアとのバランスを考慮しながら、総合的な視野で検討することが大切です。シンプルな平屋の外観に、屋根のデザイン性をプラスすることで、よりオリジナリティのある住宅が実現できるでしょう。


シンプルモダンで無駄を省く】

シンプルモダンとは、余分な装飾を省いて素材そのものの良さを追求するデザインのことです。
外観や内装を必要最小限の要素でまとめることで、洗練された美しさが生まれます。

外観は、フラットな屋根と大きな開口部が特徴的であり、ガラスとコンクリート、スチールなどの無機質な素材を活かしたデザインが主流です。内装は、ホワイトを基調に、木材や石材などの自然素材をアクセントとして取り入れるのがおすすめです。

そもそもシンプルな形状が特徴であるキューブ型住宅では、あえて建物そのものの美しさを維持することも有効な手段です。

PACO(パコ)が実現する四角い家(キューブ型住宅)の間取り例

PACO(パコ)では、『小さな暮らし、だから自由。』をコンセプトに数多くの家づくりをご提案してきました。ここでは、PACOが実現するキューブ型住宅の間取り例を紹介します。

● 西海岸の海を思わせる心地いいライフスタイル
● 本当の「ちょうどいい」を実現するコンパクトハウス

順番に見ていきましょう。

【西海岸の海を思わせる心地いいライフスタイル】

海と緑に囲まれたエリアに建築されたこの事例は、玄関先にリビングより広いウッドデッキを設置することで、作業スペースを屋内にも設けています。

そのため、コンパクトな家でも窮屈さを感じることがない間取りが実現できました。

また、趣味だけでなく大人数が集まっても臨機応変に対応することができることから、趣味や友人が多いオーナーにおすすめです。


※出典:COMPACT CUBE HOUSE | 商品一覧 | PACO(パコ)

【本当の「ちょうどいい」を実現するコンパクトハウス】

理想の夫婦2人暮らしを実現した間取りとなっており、1LDKのコンパクトな平屋です。

コンパクトな四角い形状にすることで、2人で生活するために適した空間を実現でき、不自由なく快適に暮らし続けられる工夫がされています。

また、黒いキューブ型住宅はおしゃれでスタイリッシュな印象を与えることから、オーナーのこだわりが詰まっている点が特徴です。


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※出典:PACO-FAMILY Ⅱ | 商品一覧 | PACO(パコ)

四角い家(キューブ型住宅)に関するよくある質問

キューブ型住宅に関する質問をまとめました。

  • 四角い家(キューブ型住宅)がダサい印象になってしまう原因は?
  • 四角い家(キューブ型住宅)はどのような人におすすめ?
  • 四角い家(キューブ型住宅)は危険って本当?

順番に回答していきます。


四角い家(キューブ型住宅)がダサい印象になってしまう原因は?

四角い家がダサく見えてしまう原因は、主にデザインの単調さにあります。シンプルな形状ゆえに、外観や内装に変化を付けるのが困難であり、面白みに欠ける印象を覚えることもあります。

特に、配色のバランスが悪いと安っぽく見えてしまう可能性があるでしょう。周囲の景観と調和しないデザインを選ぶと浮いた存在になってしまい、ダサく感じられるかもしれません。


【 四角い家(キューブ型住宅)はどのような人におすすめ?】

四角い家は、以下のような人におすすめです。
> モダンなデザインを好む人
> 無駄のない空間づくりを目指す人
> ローコストで家を建てたい人

キューブ型住宅は、主に低コストでシンプルな暮らしを追求する人に向いています。

ただし、デザインや機能性は、専門家のアドバイスを参考にすることが大切です。自分たちのライフスタイルに合った家を建てることが、満足度の高い家づくりにつながります。


【四角い家(キューブ型住宅)は危険って本当?】

キューブ型住宅は、先述の通り耐震性に優れている点から、むしろ安全かつ快適に暮らせる家だといえます。

ただし、雨漏りや日射熱などのリスクは一定数存在するため、適切な対策を意識しましょう。
どのような家でも、適切な設計や施工、定期的なメンテナンスが必要不可欠であることに変わりはありません。

四角い家(キューブ型住宅)でコンパクトかつ快適な暮らしを実現しよう


四角い家は、シンプルかつモダンなデザインが魅力の住宅様式です。

デッドスペースを抑えた間取りや高い気密性・断熱性、低コストなど、多くのメリットがある一方で、雨漏りのリスクや日射熱の影響などのデメリットもあります。

適切な設計や施工、ライフスタイルに合ったデザインを選ぶことで、四角い家は快適でおしゃれな住まいとなるでしょう。何より、シンプルな美しさと機能性を兼ね備えたプランを意識することが重要です。

PACOでは、小さい家でも快適に暮らせる家づくりを実現してきました。家づくりのプランだけでなく、資金計画についてのご相談もお客様に寄り添いながら承ります。
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